お祭りが好きで好きでたまらない方、次のお祭りまでの日数を数えている方いらっしゃいませ。

太鼓台

近畿地方では太鼓台のことを「ふとん太鼓(ふとんだいこ)」と呼ぶ地域が多い、大阪府河内・泉州地方や、兵庫県播磨・淡路その周辺で担がれる大型の太鼓台のことである。

 

形式と特徴

・大阪型
 布団の角度が小さく彫り物中心のふとん太鼓。
 土呂板や欄干、雲板にも彫刻が入る。
 その中でも雄太鼓と呼ばれるものもあり、
 飾りが少なくシンプルなのが特徴的である。

 

 

 

 

 

 

・堺型
 ふとん太鼓全体の彫り物が、神話、人情もの、
 風景、花鳥物が多く土呂板や欄干にも
 彫刻が入る。
 ふとんの厚みが下から上に順に厚くなっていて
 布団の角度が小さく蒲団〆が金綱では無く
 羅紗などの帯びであること。
 もっとも大きな特徴は、ふとんの下にふとん台と
 小屋根がついていることと柱が地についている
 所まですべて一本の木で作ってある通し柱
 (四本柱)である。

 

・貝塚型
 結び・トンボの代わりに「魔羅」と呼ばれるものが
 立っている。
 下地車に見られるような緻密な彫刻が施されており
 柱が上下にスライド出来「せり上げ」と呼ばれる。

 

 

 

 

 

・淡路型
 淡路島内では、ふとんだんじり又はかきだんじりと
 呼ばれる。
 島内に現存する本体の全数を把握する者は
 いないが、約200台はあるとされている。
 移動のため、祭礼の時には底部に車輪が
 取り付けられる。
 淡路島南部では主に車輪を使い境内をシーソーの
 ように揺らしたり、回転する動作だけをする
 地区が多い

 

 

 

中国地方では岡山県南西部の秋祭りに繰り出す太鼓台を千歳楽(せんざいらく・せんだいろく)と呼ばれています。

 

千歳楽は高梁市・旧美星町以南の備中國分で広く分布するが、備讃瀬戸の島嶼部香川県側でも一部この呼称が使われている。
文政3年(1820年)に伊予の国から中古の太鼓台を購入、千歳楽は当時のままの形で現在も運行されている。(乙島祭り:中山千歳楽)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四国地方では舁き山の太鼓台は、瀬戸内海沿岸を中心に西日本一帯で多く見られる。

 

地域によって様々な違いがあるが、2〜6名程度の人間が乗り込んで内部の太鼓を叩き、その太鼓の音に合わせて掛け声をかけ、数十人〜百人以上で担ぎ上げ、練り歩くという形式は共通している。
他の呼称として太鼓・ふとん太鼓・ちょうさ・頂載(ちょうさい)・千歳楽(千才楽)・ヤッサ・四つ太鼓・ふとん御輿・御輿太鼓・布団だんじり・太鼓山等、総称として屋台・太鼓屋台等がある。
当サイトでは観音寺型の担ぎ棒の上に掛け布団が乗っているタイプを「ちょうさ」と呼び、それ以外を「太鼓台」と呼ぶこととします。

 

新居浜型太鼓台は、明治初期以降、別子銅山の近代化・海岸部の工場建設などにより新居浜市は経済的にも人材的にも活気づいた。また、太鼓台を運営する地区同士が対抗意識や財力・体力自慢を見せるようになり、市内の太鼓台は巨大化したり金糸刺繍による豪華な幕で飾ったりと華やかなものに変貌した。
また、新居浜市の太鼓台は周辺市町村の太鼓台にも影響を与えており、隣接する四国中央市(土居町全域と豊岡町の一部)や西条市でもほぼ新居浜の太鼓台と同じものが使用される。

 


トップページ 太鼓台 だんじり サイトマップ お問い合わせ リンク