お祭りが好きで好きでたまらない方、次のお祭りまでの日数を数えている方いらっしゃいませ。

中国地方(千歳楽編)

岡山県南西部の秋祭りに繰り出す太鼓台は千歳楽(せんざいらく・せんだいろく)と呼ばれる。

 

千歳楽は高梁市・旧美星町以南の備中國分で広く分布するが、備讃瀬戸の島嶼部香川県側でも一部この呼称が使われている。

 

備前國分の瀬戸内市牛窓にも同形態の太鼓台が存在するが牛窓での呼称は「どんでんどん」。

 

江戸期謡曲「千歳楽」が現在の倉敷市連島で創作され流行、太鼓台を担ぐ際謡曲「千歳楽」を唄うことがこの界隈で普遍化し太鼓台自体を「千歳楽」と呼ぶようになったとする説が有力。

 

千歳楽は布団を3枚もしくは5枚を載せたモノが一般的であるが中には2枚布団(連島)7枚布団(旧金光町)のモノもある。
総重量は1トン程度までで他地域の太鼓台と比べ総じて小ぶり。

 

乙島祭り
乙島祭りは戸島神社の秋の例大祭で歴史は約700年以上があり、平成4年には倉敷市の重要無形民俗文化財に指定された。
毎年10月の最終土曜日・日曜日に行われていて日曜日の本宮では、午前4時には戸島神社の下に、各町内の大場物(千歳楽8台,御船3台,だんじり1台)が集合し約170段の石段を担いで上がります。(朝の宮入り)
全ての大場物が境内に集まるのは午前5時30分頃。御船3基(養父、城岡ノ辻、泉谷)が揃ってねる「三艘船」、続いて、奴踊り・鬼舞・獅子舞が奉納される。
その後、神輿に御霊移しが行われると、宮下りして(境内を出発して)、神輿、大場物が町内を練り回り、乙島中に太鼓と音頭の賑やかな音が響き渡る。
巡行を終えて宮入りする(境内に帰る)のは、出発から12時間後の午後6時頃。境内に戻った神輿は御霊移しを行い、全ての大場物が境内に集まると、ふたたび「三艘船」が行われ、奴・鬼・獅子舞が奉納されてまつりは幕を閉じ,、保存会会長、来賓(倉敷市市長)、青年団団長の挨拶のあと、万歳三唱で締め、神社から遠い順に宮下りして町内に戻る。

 

玉島地区の秋祭り
 戸島神社 (10月最終土日)千歳楽8台、御船3台、だんじり1台
 羽黒神社 (10月第2土日)千歳楽8台 上成稲荷神社 千歳楽2台
 柏島神社 (10月第2土日)千歳楽5台
 御前神社 (10月第2土日)千歳楽4台
 長尾神社 (10月17・18日)千歳楽9台
 富田地区 (10月第4土日)道口八幡神社 千歳楽3台,御船1台・神前神社 千歳楽4台
浅口地区
 金光町(大宮神社・日吉神社) 8台の千歳楽
 鴨方町(鴨神社・小坂東八幡神社)
 里庄町(天満神社)
 寄島町(大浦神社・安倉八幡神社)
笠岡地区
 北八幡神社 千歳楽2台
 河神社    千歳楽3台
 須佐之男神社 千歳楽1台・御船1台

 八幡神社 千歳楽2台・御船1台
 神島神社 千歳楽2台 
 天神社 千歳楽6台
倉敷地区
 阿智神社 千歳楽2台
 足高神社 千歳楽1台
 連島(厄神社・亀島神社・矢柄八幡神社)

 

能地春祭り(広島県三原市幸崎町能地(のうじ)
 広島県無形文化財)


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